Composer

SHITANDA, Motoyuki

作曲家・四反田素幸のホームページ

最終更新:2024年6月25日

ブログを更新しました。


 木管五重奏団クインテット・アッシュが新しいCDアルバムの収録作品に私の《木管五重奏のための「月曜日のカリカチュア」》を取り上げて下さることになりました。2024年2月の作曲で、CD収録が初演となります。

 クインテット・アッシュのプロフィール紹介サイトは下記のURL。

http://www.millionconcert.co.jp/artist/ensemble/profile/quintet_h.html


 日本トロンボーン協会主催の「第23回トロンボーン・アカデミー&フェスティバル」の作曲コンクールで私の作品《トロンボーン八重奏のための三楽章「トロンボーンの森」》が優勝し、同協会から「トロンボーン ピース・オブ・ザ・イヤー2024作曲賞 優勝」の認定証を頂きました。3月31日の本選の演奏は洗足学園音楽大学トロンボーンアンサンブルの学生さんたち8名、指揮は私でした。

 

 この作品の楽譜がASKS Winds(アスクスウインズ)から出版されました。同社のウェブサイトへは下記のURLからアクセス出来ます。

https://www.asks.shop/shopdetail/000000002763/

  

―作品解説ー

 

 三つの楽章から成りますが、いずれの楽章も短く、コンパクトに構成されています。何本ものトロンボーンが垂直にずらりと並んだ光景を想像すると、それは恰も幻想的世界の不思議な光を放つ森のようにも思えたことから、このような標題を付けました。またトロンボーンのベルは文字通りにその形から鐘を連想させますが、第二楽章は、いくつもの鐘が遠くで鳴っているシーンをイメージして作曲しましたので、第二楽章には「鐘の森 A Forest of Bells 」というタイトルを付けました。

 4本ずつ2群に分かれたトロンボーンが、互いに呼応しながら音楽が展開されて行きます。演奏時間約9分。


 私の吹奏楽作品《ラプソディック・ウインズ Rhapsodic Winds》の初演映像がYouTubeで公開されています。35名編成で、演奏時間9分の作品です。演奏は「現代奏造Tokyo」、指揮は板倉康明さんです。

  ー作品解説ー

 

 季節の変わり目を風で感じることがある。空気の動きで人は気配を感じ、風はそれまでとは違う気配を運んでくる。この作品では風を神話か寓話のように幾つかのタイプに擬人化し、それらが入れ替わりながら、静と動、緩と急の様々な動きで趣の異なる気配を出して演技する舞踊をイメージして作曲した。気配と言うと繊細・微妙な内容を想像するかも知れないが、作曲した音楽はダイナミックなものになった。

 

 画像は本番の演奏前に作品解説をする私(2023年9月14日、府中の森芸術劇場ウィーンホール)


私の作品《オーケストラのための五つの扉」》の初演映像が YouTube で公開されています。

演奏:東京交響楽団、指揮:高関健氏

この作品については2022年1月の Blog で解説しています。